プレスリリース
On March 24th 2024, Patanjali Japan Foundation conducted its 45th monthly interactive session on the benefits of yoga in alleviating symptoms of Kafunsho (or pollen allergy) and Asthma. The session was presented by Varada sensei and Genboku sensei at 8:00 AM JST and was joined by numerous attendees and other experts.
花粉症とは
花粉症は、体内に侵入した花粉に体が過剰に反応したときに発生するアレルギーの一種です。これらの花粉は、主に日本原産の樹木の一種であるスギやヒノキなどから飛散したものです。今日、日本には世界で最も密集した杉林があり、景観としては美しいのですが、スギやヒノキは、特にこの春の季節には健康に悪影響を与えることが証明されています。
花粉症には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の炎症などの症状があります。これらの症状は、生産性や日常生活に大きな影響を与える場合があります。ヨーガには、このような症状の予防や緩和に役立つ数多くの方法があります。
このセッションでは、対処療法は避けるようにして、花粉症と喘息を自然な方法で治すことの重要性を強調しています。

このセッションの内容
まずヴァラダ先生と玄朴先生が、アレルギーの発症と免疫系の関係を簡潔に説明しました。ここでは、花粉症の症状を治すだけでなく、予防する上でも、健康で強力な免疫システムの調節と維持が大切であることが述べられました。
玄朴先生は、ヨーガは単なるエクササイズではなく、その実践は免疫システムの改善と非常に複雑な関係があることを説明しました。例えば、 ヨーガのアーサナを実践すると血行がよくなり、プラーナヤーマを実践すると呼吸器系の健康が改善されます。どちらも免疫力を高める重要な要素です。
玄朴先生とヴァラダ先生は、ストレスが花粉症を発症する主な要因になるメカニズムについても説明しました。もちろんヨーガは、ストレスや不安を緩和し予防するための効果的な方法です。
実践的な対策
次のセクションでは、玄朴先生とヴァラダ先生が、 花粉症の治療と予防に役立つ実践的な対策を紹介しました。それは、ジャルネティ、カパルバティ、そして、パダハスターサナ、パルヴァターサナ、ブジャンガアーサナの3つのアーサナです。
◇ジャルネティ
ジャルネティは、温水が鼻腔内の蓄積を緩めて溶かすため、不要なバクテリアや花粉が付いた粘膜の裏側をすべて洗い流すのに役立ちます。これにより、鼻腔内の空気の流れがよくなり、 花粉症の最も一般的な症状である鼻づまりが軽減されます。
◇カパルバティ
カパルバティは、鼻腔をきれいにする同様の効果がありますが、酸素の流れを最大化し、血液循環を改善するのにも効果的です。血液の健康的な循環を維持することは、アレルゲンと戦う免疫システムを高めるのに役立ちます。
◇パダハスターサナ、パルヴァターサナ、ブジャンガアーサナ
これら3つのポーズはどれも、胸と肺の筋肉を伸ばす上で同じ役割を果たしています。ヴァラダ先生は、胸の伸縮は体内にスペースを作り、より深く気持ちよく呼吸することかできるようになると述べています。これは、アレルゲンによって引き起こされる喘息に苦しんでいる人に特に役立つ情報です。
参加者同士の話し合い
セッションの最後には、今回学んだことを明確にするために、次のトピックについて参加者間で20分間の話し合いが行われました。
- アレルギー発作を起こすトリガーは何でしょうか?
- ヨーガは体と心の両方をきれいにするのにどのように役立つのでしょうか?
- ヨーガはアレルギー症状の予防にどのように役立つのでしょうか?
参加者がこのセッションで学んだ知識の多くは、彼らにとって非常に新しいものでした。また、特別な器具や場所が無くても、今回学んだ方法を実践することがいかに簡単であるかを考えると、 ヨーガを熱心に日常生活に取り入れることができると参加者は感想を述べました。
結論
ヨーガの実践は、難易度の高いポーズをとるだけにとどまらないことは明らかです。 ヨーガは、対処療法(望ましくない副作用がしばしばある)の優れた代替手段であり、この季節の不快な症状を予防し、治すための優れた長期的な方法です。